そんな子どもに、ママ・パパができること
スポーツを始めた頃は、練習のない日でも公園で楽しそうに体を動かしていたのに、
最近はあまりやりたがらない…。
練習にも、どんよりした表情で向かっていく…。
帰ってきても食事が進まず、声をかけても「うん…」だけ。
もしかすると今、**スポーツを「楽しむ段階」から「本気で向き合う段階」**に進んでいるのかもしれません。
遊びの延長ではなく、苦手なことや仲間との差にも直面しながら、本当の「挑戦」に向かい始めたのです。
これは、スポーツを続けていく子どもたちが最初にぶつかる壁。
頑張った先の楽しさや達成感を、まだ知らないからこそ、迷いや不安が表に出てくるのです。
そんな時こそ、ママ・パパの出番!
子どもがつらそうな様子を見て、「何をしてあげたらいいの?」と悩む方も多いですが、
実はこの時期に親ができる関わりには、心理学的にもしっかりとした効果があります✨
💡ママ・パパの関わりが、子どもの心に働きかける3つの効果
①「自己効力感」を育てる
「またできるようになるよ」「前もがんばったよね」
そんな言葉が、“やればできる”という感覚=自己効力感を育てます。
この感覚がある子は、壁にぶつかってもあきらめずに取り組める力を持てるようになります。
②「共感的な傾聴」で安心感と心の回復力を高める
「うん…」としか返ってこなくても、無理に話させようとせず、そばでそっと寄り添うことが大切です。
気持ちを否定せず、話してもしなくても受け止めてもらえるという経験が、自己肯定感や安心感を育てます。
③「家庭=安全な場所」で、また挑戦する力が湧く
心理学の「愛着理論」では、安心して冒険や挑戦を続けるには安全な場所の存在が必要だとされています。
ママやパパが、変わらない味方でいてくれること。
そして、帰ればホッとできる食事があること。
それが、明日またチャレンジしようと思える力になるのです。
🌱サポーターとして一番大切なこと
壁にぶつかるのは、成長している証。
でもそのとき、前に進む力をくれるのは、やっぱり一番近くで見守るママやパパの存在です。
「見守ること」も、立派なサポート。
サポーターとしての愛情を、食事・言葉・そばにいる姿勢で、ぜひ届けてあげてください🍀