「水だけじゃダメなの?」スポーツ後の水分補給、見直してみませんか?

管理栄養士

練習や試合のあと、汗だくになった子どもがゴクゴク飲む水。
「やっぱり水が一番でしょ」「カロリーもないし安心」
そう思っていませんか?

実は、たくさん汗をかいた後に“水だけ”では足りないものがあるんです。

汗と一緒に出ているのは、水分だけじゃない

子どもたちは、体が小さい分、体温調整が苦手。
気温の高い日や、激しい運動をした日は、大量の汗と一緒にナトリウム(塩分)や他のミネラルも失われています💦💦

ここで水だけをガブ飲みしてしまうと、体の中の水分バランスが崩れてしまうことがあります。

「水だけ」では危ない理由

水だけを大量に飲むと、
体内のナトリウム濃度が薄まってしまい、**低ナトリウム血症**という状態になることがあります。

その結果、こんな症状が出ることもあるんです😱

  • 頭痛
  • だるさ
  • 足がつる
  • 吐き気

特に夏場の試合や長時間の練習後にこれらの症状が見られた場合、水分補給の“中身”が原因になっていることも。

子どもにとっての“正しい水分補給”って?

じゃあ何を飲ませたらいいの?
そんなときに意識してほしいのが、*水分+ナトリウム+糖質*のバランスです。

✅おすすめの水分補給方法3つ

① スポーツドリンク(薄めないで!)
→ ナトリウム・糖分・水分をまとめて補給できる。

② 経口補水液(OS-1など)
→ 汗の量が多い日や、体調が不安定なときのお守りドリンク。
家庭に常備しておくと安心です。

③ 自家製ドリンク
→ 手作りでも、しっかり対策できます!
材料:

  • 水 500ml
  • 塩 ひとつまみ
  • レモン汁 少々
  • はちみつ 少し

すっきりして飲みやすく、自然な甘みで子どもにも好評です🍋

水筒の“中身”でパフォーマンスが変わる

水筒の準備、つい「いつもと同じ」で済ませがちですが、
スポーツをする日こそ、中身で差がつきます。

その子の汗の量・運動の強度・体調に合わせて、
飲み物の“中身”を見直すだけで、
回復のスピードや疲れにくさが変わってくることも👆

まとめ|水だけじゃなく、“中身”にも目を向けて

子どもたちの頑張りを、しっかり支える水分補給に。
「とりあえず水」から一歩進んで、
“失われたものを補える飲み物”を選ぶ習慣を、親子で身につけていきませんか?

明日の水筒、少しだけ中身を変えてみるところから始めてみましょう🍀

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